ワッペンスタジオ 刺繍屋ドットコム
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IT推進モデル企業として表彰

刺繍屋ドットコムが「IT推進モデル企業」として群馬県知事より表彰

インターネットが時と場所を超え、私たちの暮らしを、そして、ビジネスをダイナミックに変えようとしております。
私たちは、このインターネットに代表されるIT時代の中で、環境の変化に柔軟に対応し、常に新しい技術、手法を積極的に取り入れ「新しい刺繍屋」のカタチをめざし、日々努力をしております。

当社は1998年にいち早くホームページを立ち上げ、99年より本格的なネットショップの展開を図ってまいりました。
これは、従来の古き良き時代の典型であった垂直型の事業形態を排除し、ITを駆使したオープンな、協業を通じた水平型のビジネスインフラを構築するという大きな挑戦でもありました。

インターネットはビジネスツールに過ぎませんが、この道具はこれまで事業の大原則であった「市場」原理を「共創」原理に変身させ、ビジネスに大きな変化をもたらすことを証明しました。
そして、この度、群馬県知事より「IT推進モデル企業」として表彰していただき非常にうれしく思います。

今後も刺繍の町、群馬県桐生市の特性とIT技術を最大限活かし、品質の良い製品を低価格で、そして迅速にお届けできる体制を強化していきます。

刺繍屋ドットコム 荒木秀夫

刺繍屋ドットコムのIT革命!

IT活用までの経緯等

数年前より、長引く景気低迷は刺繍業界にもその影響が押し寄せてきました。

弊社は長年取引をしていた複数の中間取引業者倒産の影響で仕事量の減少が顕著になり、新たな取引先の開拓が急務でありました。弊社では、この「新たな開拓」を「インターネット」に託しました。

当初は、法人向けの「広告」的なホームページを立ち上げましたが、一般消費者からの問い合わせが予想以上に多く、即、機軸をBtoC、いわゆる「中抜き」的なアプローチで一般消費者向けのサイトに移行しました。

BtoCを立ち上げ当初の反応はまずまずであったものの従来の取引業者との仕事量のそれとはとても比較の出来るものではなく、1日も早い「解決策」が待たれていました。

しかし、一方で日を追う毎に増える問い合わせの数に「大きな可能性」を感じていたことも確かでした。そこで、BtoCへの本格参入のための計画を検討しました。

特に最重要と位置付けた考慮点は下記の通りです。

(1) 従来の「仲介業者との取引」形態から消費者と直接取引(BtoC)を行うための全プロセスの見直し。
問合せ、見積もり依頼、受注、製作、納期管理、納品、入金管理、催促、クレーム処理等々
→取引先との「1:1」対応からエンドユーザーとの「1:n」対応への変化

(2) 決済方法の検討
→ 信用取引から個別決済への変化

(3) 従来の「定期的な仕事依頼、安定的な仕事量」から「不定期な仕事依頼、不安定の仕事量」へと変わるための変化に柔軟に対応できるための生産体制の整備
→ 仕事量の大幅な増減に対応できる生産体制の整備

(4) 人を呼べるサイト、常に新鮮な店作り、およびその効果的なサイト告知方法
→ サイト運営を自社で定常的に行える体制

IT化の特徴

当社のIT化の特徴は、3つあります。

(1) ホームページや電子メールを利用した「道具立てのIT利用」
(2) 現実的な経営戦略に直結する「武器としてのITシステムの構築」
(3) 全ての経営資源を一元的に管理できるIT拠点の設立

(1)お客様窓口としてのホームページはもちろんのこと、お客様とのやり取りの他、協力工場や関連業者との間においても積極的に電子メールを利用しております。ネットを導入していない業者に関しても、電子メールの利用を促進、導入サポートをし、可能な限りネットでのやり取りにシフトしております。

(2)「武器としてのITシステムの構築」が当社の最大の特徴です。
現在、具体的に稼動済みのIT化の仕組みとしては下記のものがあります。
●エンドユーザーの取り扱いに伴った、見積もり作成システムの構築
●統合製作管理システム
●顧客データベース
●アクセス分析システム

見積もり作成システムを使い、大きさ、複雑さ、刺繍データのコスト、刺繍コスト、枚数等をインプットに常に一定のルールを持った安定的な価格設定を可能にしたこと。
統合製作管理システムを使い、見積管理、受注管理、外注管理、納期管理、発送管理、入金管理を全て一元的に管理できていること。
ITシステムを導入しても、全ての経営資源が統合されていなくては意味がないため、見積管理、受注管理、外注管理、納品管理、発送管理、入金管理等のそれぞれのプロセス間のリンクを実現させるための統合システムを自社で構築。これらの管理情報を一元的にリアルタイムで管理し、経営資源の最適化を図っております。

顧客データベースはお客様情報のデータベース。購買履歴等を使い、マーケティングに活かしております。

アクセス分析システムを使い、ユーザー分析を行い、効果的なWEB戦略を立てています。

(3)IT化の効果を最大限活かすための「拠点」を設立。
2001年4月、本町通りの空き店舗を利用してネットショプの拠点を設けました。店舗名はネットショップと同じ「刺繍屋ドットコム」。
ネットショップを成功させるためのキーワードは2つあると考えております。
●スピード、そして
●情報管理と発信
この二つのキーワードを実現するための拠点となります。

<管理業務の拠点として>
お客様からの問合せ、お見積もり、ご注文メールの処理、また、生産管理、納期管理、入金管理といった様々な管理業務を一元管理しています。

<お客様窓口としての拠点>
さらに、お客様から寄せられる商品に対するお問い合わせ、また、ご注文頂いた商品に対するご意見、ご感想などを即、お店の運営にいかすための環境作りの拠点ともなっています。

<協力会社との窓口としての拠点>
全国から受注しているため、市内の協力工場の連携は欠かせません。そのために市内中心部に拠点を設け、インターネットと刺繍工場の間に立ち、情報発信および情報管理拠点としての役割もあります。そして、ゆくゆくは地元刺繍業界の情報が集まるコミュニティー作りも手掛けたいという考えもありました。

<ショールームとしての拠点>
過去、製作した刺繍等のサンプルを多数展示し、ショールーム的な利用もしております

IT活用の効果

IT導入により、経営資源が統合化されることによる経営のスピード化、コストの削減などが実現でき、ビジネスプロセスの変革など、質の高い経営の展開が可能になりました。
具体的には、納期の大幅な短縮、コスト削減による競争力の強化。さらに、ネットを使った協力会社との連携により、新たな事業計画の展開の可能性が広がっております。

さらなる飛躍のための改善点

キーワードは「コラボレーション」のさらなる推進

群馬県桐生市は、もともと織物の町として栄え、その2次産業として刺繍が栄えました。今でも数百社の刺繍会社が市内に存在します。
そんな「産業集積」のメリットを最大限利用したITを駆使した新しいサプライチェーンが今後の21世紀の生き残りのキーワードであると考えております。

目的は、情報の流れを統合し、デザイン、生産、販売などの情報を自社内だけでなく協力企業間で共有することで、さらなる納期短縮の実現、時間短縮による人件費等のコスト削減につなげ、経営効率をさらに向上させることです。
当然、消費者にとっては安価でよい製品が入手できるということになります。
さらに、情報を開示、共有し、ベクトルを同じ方向に向けることにより新しい発想が生まれ新製品の開発に結び付けられる可能性もあると考えております。
理想的なスタイルはすべての参加企業がインターネットを介し、まるでひとつの会社のようにビジネスを展開することです。

弊社のスタッフ全員、デザイナー、パンチングデザイナー、刺繍工場間はインターネットでつながれました。デザインのやりとりも全て従来のアナログ式からディジタルへと代わりました。
よい意味でも悪い意味でも「産業集積」の環境においては企業間による「競争」が生じます。この「競争」こそが現在までの産業の成長を支えてきました。
しかし、IT革命によってその産業構造が変わろうとしている今、むしろ従来の「情報密閉型」の競争は成長を阻害することになると考えております。

今後も、全てのプロセスにおいて積極的にITを駆使し、協力会社とのパートナーシップを進めていき、今までの商慣習にとらわれず、21世紀型の刺繍業界を作る意気込みで取り組んでおります。

参考ページ

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