こんにちは!今日は、ちょっとしたコツで洋服や小物がグッとおしゃれに仕上がる「折り伏せ縫い」をご紹介します。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、コツさえつかめば誰でも簡単に制作可能です。
この記事でわかること
折り伏せ縫いってどんな縫い方?
折り伏せ縫いは、縫い目や縫い代を隠してきれいに仕上げる方法です。
見た目がすっきりするので、手作り感を抑えたい時にピッタリな縫い方となっています。
折り伏せ縫いのほかにも、袋縫いや割り伏せ縫いなど、縫い目を隠してきれいに仕上げる方法があるので、適切な縫い方を心がけましょう。
折り伏せ縫いは、どんな時に使う?
折り伏せ縫いは、縫い代が体に当たらないので、肌に優しく仕上げることができます。
また、洗濯しても縫い代がほつれてこないので、薄手でほつれやすい布の縫い代の始末に用いられます。
具体的な例は、以下の4つです。
- ハンカチやランチョンマットを作る時
- トートバッグの内側の始末
- ポーチやペンケースの縁取り
- エプロンのポケット付け
では次に、それぞれについて解説したいと思います。
ハンカチやランチョンマットを作る時
ハンカチやランチョンマットなど、毎日使用するアイテムは頻繁に洗濯されることが多いです。
折り伏せ縫いを使用することで、縫い代がしっかりと固定され、ほつれる心配がなくなります。
また、肌に直接触れるものなので、縫い目が滑らかであることも重要です。
トートバッグの内側の始末
トートバッグの内側は、物を出し入れする際に縫い代がこすれることが多いため、折り伏せ縫いでしっかりと始末することで耐久性が向上します。
また、内側の仕上がりがきれいになるため、見た目の美しさも保つことができます。
ポーチやペンケースの縁取り
ポーチやペンケースなどの小物は、細かい部分の縫い代がほつれやすいですが、折り伏せ縫いを使うことでしっかりと固定できます。
これにより、長く使っても縫い目が乱れず、きれいな状態を保つことができます。
エプロンのポケット付け
エプロンのポケット部分は、使用頻度が高く、縫い代がほつれやすい箇所です。
折り伏せ縫いを用いることで、縫い目がしっかりと固定され、耐久性が向上します。
また、ポケット部分は手に触れることが多いため、縫い目が滑らかであることが求められます。
折り伏せ縫いのやり方
では、実際に折り伏せ縫いのやり方を見ていきましょう。
1,布を中表に合わせ、出来上がり線で縫い合わせる
布を表側を内側にして中表に合わせます。
次に、出来上がり線(完成時のライン)に沿って縫い合わせます。このとき、縫い代を考慮して余分な布を残しておきます。
2,倒す側の縫い代を、一枚だけ半分にカットする
縫い合わせた縫い代のうち、片方の布だけを半分の幅にカットします。
これにより、折り伏せるときに縫い代が重ならず、仕上がりがすっきりします。
3,上の布を倒してアイロンをかける
カットした側の布を基準にして、上の布を倒します。
このとき、アイロンを使ってしっかりと押し当て、折り目をつけます。アイロンをかけることで次の工程が楽になります。
4,縫い代を包み込むように折り、アイロンをかける
倒した上の布をさらに折り返し、下の布の縫い代を包み込むようにします。
再度アイロンをかけて、折り目をしっかりと固定します。この段階で縫い代がきれいに包まれていることを確認しましょう。
5,折り込んだ端をミシンで抑え、反対側も縫う
折り込んだ縫い代の端をミシンで抑え、縫い目を固定します。
最後に反対側も同様に縫い、折り伏せ縫いが完成します。ミシンを使うことで、縫い目がしっかりと固定され、耐久性も向上します。
6,参考動画
最後に、折り伏せ縫いの手順を視覚的に理解するための参考動画を紹介します。
動画を見ることで、手順の詳細やコツをさらに深く理解できます。
折り伏せ縫いで失敗しないコツ
折り伏せ縫いをきれいに仕上げるためには、いくつかのポイントがあります。以下に、失敗しないためのコツを紹介します。
アイロンを活用する
アイロンは折り伏せ縫いの成功に欠かせない道具です。
アイロンを使って縫い代をしっかりと折り目をつけることで、布がずれにくくなり、縫い目がきれいに揃います。
特に、縫い代を折り返すときや、縫い代を包み込むときにアイロンをかけることで、次のステップがスムーズになります。
縫い代の倒す方向は後ろ
縫い代を倒す方向は、服や小物のデザインによって異なりますが、一般的には後ろに倒すことが多いです。
これは、縫い代が見えにくくなるためです。
また、縫い代を倒すときにアイロンを使うと、倒れた縫い代がきちんと固定され、後で縫い合わせるときにずれにくくなります。
さいごに
折り伏せ縫いは、ちょっとしたコツで見栄えがグッとよくなる素敵な技です。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてくると楽しくなりますよ。
まずは小さなハンカチから始めて、徐々にいろんな小物作りに挑戦してみてくださいね。