まつり縫いのやり方4パターンを解説

布地の端を仕上げる際に欠かせないまつり縫い。

しかし、そのやり方は、生地や状況によって異なるため、適切な方法を選ぶことが重要です。

この記事では、まつり縫いの基本的な手法から、状況に合わせたおすすめの方法までを解説します。

まつり縫いとは?

まつり縫いは、2枚の布地の端を仕上げる際に使われる手法の一つです。

表の縫い目が目立たないように縫う方法で、主に裾上げやパッチワーク、ワッペンの取り付けなどで利用されます。

布地のほつれを防ぎ、綺麗な仕上がりを実現するために、覚えておいて損はない縫い方だと思います。

まつり縫いとかがり縫いの違い

まつり縫いとかがり縫いは、布地の端を整える手法ですが、その手法には明確な違いがあります。

まつり縫いは、縫い目が表側から見てほとんど目立たず、主に裏側に隠れるようにして布地の端を仕上げる手法です。

一方で、かがり縫いは縫い目が表にも見えるように仕上げ、縫い目やデザインを楽しむことを重視する手法です。

状況やデザインによって適切な手法を使い分けましょう。

ミシンでまつり縫いはできる?

ミシンでもまつり縫いは可能です。

ただし、まつり縫い専用の押さえを使う必要があります。

家で行う場合、お家に専用の押さえがあるようでしたら可能ですが、手軽に始めたい場合は、手縫いで行うことをお勧めします。

まつり縫いのやり方は4パターン

まつり縫いには、ななめまつり、たてまつり、奥まつり、コの字まつりなどの種類があります。

状況によって使い分けることで、仕上がりに違いが生じます。

ここからは、代表的な4つのまつり縫いの種類を紹介します。

ななめまつり(基本)

ななめまつりはズボンやスカートの裾上げに適しています。

基本的なまつり縫いの一つであり、布地の斜め方向に縫うことで、しっかりと仕上げることができます。

メリット糸を斜めに引いて縫うだけのため、初心者でも比較的簡単に取り組むことができます。
デメリット硬い素材や伸縮性の低い素材は、ななめまつりを行うことで縫い目が歪んだり、布地が引っ張られたりする可能性があります。

たてまつり

たてまつりは、アップリケやフェルトを縫い合わせる時に適しています。

縫い目を垂直にする方法で、布地の縦方向に縫うことで、安定して縫うことができます。

メリット縫い目が布地の端に沿って直線的になるため、美しく仕上がります。
縫い目がしっかりと固定されるため、布地がほつれにくくなり、耐久性が向上します。
デメリット縫い目が布地の端に沿って直線的になるため、目立つことがあります。

奥まつり

奥まつりは、フォーマルな衣類や、丁寧に裾上げをする時に用いられる方法です。

縫い目を裏側に隠す方法で、綺麗な仕上がりが求められる場合に利用されます。

メリット布地の端を内側に折り込んで縫うため、縫い目がきれいに隠れます。
このため、縫い目が目立ちにくく、仕上がりが美しいです。
デメリット布地の端を内側に折り込んで縫うため、作業が細かくなります。

コの字まつり(コの字閉じ)

コの字まつりは、小物作りなどで返し口を縫い閉じるときなどによく使われます。

まつり縫いをする際にコの字型の縫い目を作る手法で、布地の端をしっかりと閉じることができ、耐久性があります。

メリット布地の端を内側に折り込んで縫うため、縫い目がしっかりと隠れます。
縫い目が外側に出ず、美しい仕上がりになります。
デメリットコの字まつりは布地を内側に折り込んで縫うため、布地の厚みに制限があります。
厚手の布地や硬い布地には向いていません。

ズボンやスカートを裾上げするまつり縫いのやり方

ここでは、裾上げをするとき、簡単に時短で仕上げる方法と、縫い目が表側から見えずに丁寧に仕上げる方法の2つを紹介します。

簡単に時短で仕上げるパターン

ズボンやスカートの裾上げを簡単に行うには、基本的なななめまつりがおすすめです。

  1. 玉結びが表に出ないように、縫いしろの裏から針を出します。
  2. 表布を少しだけすくいます。(布の織り糸を1・2本程度)
  3. 縫いしろの裏から針を入れます。
  4. 表布を少しすくう→縫いしろの裏から針を出す、を繰り返します。

1、玉結びが表に出ないように、縫いしろの裏から針を出します。

1、玉結びが表に出ないように、縫いしろの裏から針を出します。

2、表布を少しだけすくいます。(布の織り糸を1・2本程度)

2、表布を少しだけすくいます。(布の織り糸を1・2本程度)

3、縫いしろの裏から針を入れます。

3、縫いしろの裏から針を入れます。

4、表布を少しすくう→縫いしろの裏から針を出す、を繰り返します。

縫い目が見えず、丁寧に仕上げるパターン

縫い目が見えないように、丁寧にまつり縫いをする場合は、奥まつりもおすすめです。

  1. 裾上げしたい位置を決め、二つ折りにしてしつけをかけます。
  2. 布の端を手前におり、ひと針およそ1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)すくいます。(すくいすぎると縫い目が目立つので気をつけましょう)。
  3. 奥の布を1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)救い、糸をひきます。1センチ程度左側をすくいましょう。
  4. 2、3を繰り返します。

2、布の端を手前におり、ひと針およそ1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)すくいます。(すくいすぎると縫い目が目立つので気をつけましょう)。

1、裾上げしたい位置を決め、二つ折りにしてしつけをかけます。

2、布の端を手前におり、ひと針およそ1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)すくいます。(すくいすぎると縫い目が目立つので気をつけましょう)。

3、奥の布を1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)救い、糸をひきます。1センチ程度左側をすくいましょう。

3、奥の布を1ミリ程度(できれば1〜2本の糸を)救い、糸をひきます。1センチ程度左側をすくいましょう。

4、 2、3を繰り返します。

4、2、3を繰り返します。

https://youtu.be/uA58JEOwly0?si=0_qCwIf2A7-otmay

ゼッケンのまつり縫いのやり方

ゼッケンを取り付ける際には、たてまつりが適しています。

  1. ゼッケンを取り付けたい位置に仮留めをします。
  2. アップリケ布(手前の布)の裏から針を入れ、手前に引きます。
  3. 針目が垂直になるように、真上に針を入れ、土台布をすくって、アップリケ布(手前の布)の端に出します。
  4. 3を等間隔に繰り返して縫います。

アップリケ布(手前の布)の裏から針を入れ、手前に引きます。

1、ゼッケンを取り付けたい位置に仮留めをします。

2、アップリケ布(手前の布)の裏から針を入れ、手前に引きます。

針目が垂直になるように、真上に針を入れ、土台布をすくって、アップリケ布(手前の布)の端に出します。

3、針目が垂直になるように、真上に針を入れ、土台布をすくって、アップリケ布(手前の布)の端に出します。

今までの内容を等間隔に繰り返して縫います。

4、3を等間隔に繰り返して縫います。

返し口を閉じるまつり縫いのやり方

小物の返し口などをきれいに閉じるまつり縫いには、コの字まつりが適しています。

表に縫い目が出ないように、布同士を合わせる縫い方です。以下、手順を紹介します。

  1. 縫い始めは玉結びが内側にかくれるように裏から表に針を出します。
  2. 反対側の折り山に針を入れ3ミリほどすくい針を出します。
  3. 2を繰り返し、均等な幅で縫っていきます。
縫い始めは玉結びが内側にかくれるように裏から表に針を出します。

1、縫い始めは玉結びが内側にかくれるように裏から表に針を出します。

反対側の折り山に針を入れ3ミリほどすくい針を出します。

2、反対側の折り山に針を入れ3ミリほどすくい針を出します。

今までの内容を繰り返し、均等な幅で縫っていきます。

3、2を繰り返し、均等な幅で縫っていきます。

フェルトのまつり縫いのやり方

フェルトのまつり縫いには、状況によって適した手法が異なります。

以下、2つの方法を紹介します。

ブランケットステッチ

  1. フェルトの2枚を外表にして重ね、2枚の間から針を入れます。
  2. 手前の布の同じ位置に表から針を入れ、布の間から出します。
  3. ステッチに糸が引っかかって固定されます。
  4. 2枚一緒に針を刺し、針に糸をかけます。
  5. 針を引き抜き、4を繰り返します。

巻きかがりステッチ

  1. フェルトの2枚を外表にして重ね、奥の布の裏側(2枚の間)から針を入れます。
  2. フェルトを上から見たとき、裏側で糸を引き出した位置と同じ位置になるように確認し、手前のフェルトに針を斜めに刺します。
  3. 糸を引き、同じように手前から奥に向かって斜めに針を刺す動作を繰り返します。

まとめ

ここまで、まつり縫いのやり方について、状況に応じたおすすめのまつり縫い方法を解説しました。

布地の特性や使用用途に応じて適切な手法を選び、まつり縫いを楽しんでください。

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