「刺繍に挑戦してみたいけど、難しそう…」
「不器用だし、根気もないから、刺繍は無理だな…」
このように裁縫が苦手な方にとって刺繍をするのはハードルが高いですよね。
しかし裁縫が苦手な方でも、絵を描くだけで簡単に刺繍をほどこしたような仕上がりになる絵の具があることをご存じでしょうか。
この記事では、描くだけで刺繍をしたような作品が作れる「ステッチカラー」を紹介します。
この記事がおすすめな方
- 刺繍に挑戦してみたいけど、裁縫が苦手な方
- 刺繍は無理だと諦めている方
- 手軽に刺繍風の作品を作りたい方
- 絵を描くのが好きな方
この記事でわかること
- ステッチカラーとは
- ステッチカラーが買える場所
- ステッチカラーが使える素材
- ステッチカラーの使い方
- ステッチカラーを長持ちさせる方法
- ステッチカラーについてよくある質問
絵を描くような感覚で簡単に刺繍のような仕上がりになるので、ぜひ記事を参考にして挑戦してみてください。
ステッチカラーとは?
引用:ターナー色彩株式会社
ステッチカラーとは、ターナー色彩という会社から販売されている刺繍のように描ける布用の絵の具です。
絵の具の色は全12色あり、普通の絵の具にはない立体感のある刺繍のような雰囲気が出ます。
布に直接絵が描けて、しっかり乾かせば手洗いが可能です。
針や糸はいっさい使わないので、裁縫が苦手な方でも絵を描く感覚で刺繍をしたような作品が作れます。
「刺繍に挑戦してみたい気持ちはあったけど、刺繍は根気もいるし…」
このように刺繍を懸念している方にステッチカラーをぜひおすすめしたいです!
ステッチカラーはどこに売っている?
ステッチカラーは手芸店やAmazonなどオンラインで購入ができます。
1本550円からと、お手頃な価格で購入しやすいです。
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ステッチカラーが描ける素材
素材 | 適正度 |
綿 | ★★★ |
ポリエステル | ★★★ |
ナイロン | ★★★ |
レーヨン | ★★★ |
麻(リネン) | ★★☆ |
ウール | ★★☆ |
合成皮革(合皮) | ★☆☆ |
シルク | ☆☆☆ |
ステッチカラーは綿、ポリエステル、ナイロンなど幅広い素材に使用できます。
綿
綿は非常に人気のある天然素材で、吸水性や通気性に優れています。
肌触りが柔らかく、衣類など幅広く使用されています。
また染色性が高いため、さまざまな色やパターンで楽しむことが可能です。
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ポリエステル
ポリエステルは速乾性があり、扱いやすい素材です。
合成繊維の一種で、耐久性が高くシワになりにくい特性があります。
ポリエステルはスポーツウェアやアウター、インテリア製品などに使われています。
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ナイロン
ナイロンはシワになりにくく、強度が高いです。
さらに軽量で伸縮性があります。
速乾性にも優れており、耐摩耗性が高いことからアウトドア用品やバックなどによく使用されています。
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レーヨン
レーヨンは天然原料由来の「再生繊維」で、吸湿性が高く柔らかい質感を持っています。
上質な光沢があり、高級感あふれる肌触りです。
レーヨンはブラウスやドレスなどの衣類に多く使用されています。
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麻(リネン)
麻は非常に優れた吸水性と通気性を持ち、涼しい肌触りが特徴です。
夏用の衣類やテーブルクロスなどに使用されています。
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ウール
ウールは、保温性に優れた天然素材でありながら吸湿性もあります。
弾力性があり、防臭効果も持っています。
セーターやコート、スカーフなどの冬用衣料品に使われることが多いです。
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合成皮革(合皮)
合成皮革は、耐水性があり、お手入れも簡単で、本革よりも経済的です。
バッグや靴、ジャケットなどに使用されています。
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シルク
シルクは光沢感があり、高級感のある素材です。
滑らかな肌触りと保温性・吸湿性を兼ね備えています。
高級なブラウスやドレス、スカーフなどで使われることが多いです。
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ステッチカラーの使い方
準備するもの
- 布
- ステッチカラー
- チャコペン
1.試し描きをする
不要な布や紙に試し描きをします。
ステッチカラーの出し方などを確認しましょう。
ステッチカラーは布に接着するように設計されているため、剥がれても色が残り跡のようになる可能性があります。
不要な布や紙で試し描きをすると、安心して取り組めます。
2.布のシワを伸ばす
描きたい布のシワを伸ばして平らにしておくといいです。
布にシワがあるとステッチカラーで絵を描きにくいため、事前にシワを伸ばしておきます。
また汚れやほこりがある場合は、取り除きましょう。
3.下絵をかく
描きたい布の下準備がすんだら、チャコペンなどを使って下絵を描きます。
直接絵を描くのが苦手な場合は、「図案を写す方法」の見出しを参考に図案を写しましょう。
4.ステッチカラーでなぞる
下絵に沿って、ステッチカラーでなぞります。
ステッチカラーのノズルの先を斜めに押し当てながらなぞっていきます。
細い線や太い線は、ステッチカラー本体を押す力加減で使い分けることが可能です。
5.風通しのいい場所で乾燥させる
描き終わったら、風通しのいい平らな場所で乾燥させます。
目安として、3時間以上乾燥させましょう。
洗濯をする場合は、1週間以上乾燥させてから手洗いで行ってください。
図案を写す方法
絵が苦手でなにを描いたらいいかわからない方は、トレーシングペーパーを使って図案を写すのがおすすめです。
まず本やネットから作成したい図案を選んで、手元に用意(印刷)します。
用意した図案をトレーシングペーパーに鉛筆で写します。
細かい部分まで丁寧に写すことがポイントです。
次にトレーシングペーパーを固定し、図案が下向きになるように布の上に置きます。
ペーパーがずれないよう、必要に応じてテープで軽く固定しましょう。
トレーシングペーパーの裏側から、鉛筆やボールペンで図案の線をなぞります。
なぞることで、下の布に図案が転写されます。
布に転写された図案が薄い場合は、チャコペンで書き足すとよいです。
トレーシングぺーパーを使えば誰でも簡単にお好みの下絵が布に描けるので、絵を描くのが苦手な方でも安心です。
100均アイテムをアレンジ
ダイソーやセリアなどの100均では無地のトートバッグや巾着袋などがたくさん販売されています。
100円均で購入した布アイテムにステッチカラーを使ってアレンジすると、簡単にオリジナルの作品を作ることができます。
たとえば無地のトートバッグやポーチに、ステッチカラーで絵を描くことで、オリジナルデザインのバッグに変身するでしょう。
さらに100均の布製スリッパやルームシューズにステッチカラーでワンポイントの模様を入れれば、おしゃれなアイテムになります。
帽子のつばにもステッチカラーで模様を描くことで、個性的なアクセントを加えることも可能です。
ステッチカラーは細かい作業にも適しているので、ヘアゴムやヘアバンドなどの小さな布製品にも使用できます。
色を組み合わることで、より魅力的なデザインを生み出せます。
ステッチカラーは特別な技術がなくても手軽に楽しめるので、裁縫が苦手な方にもおすすめです。
100均アイテムとステッチカラーを組み合わせることで、低コストで高いクオリティの手作り小物を手軽に作ることができるでしょう。
ステッチカラーを長持ちさせる方法
ステッチカラーを長持ちさせる方法を紹介します。
長持ちさせる方法
- ステッチカラー本体を長期間保管する場合
- 使用した布製品の場合
それぞれ詳しく解説していきます。
ステッチカラー本体を長期間保管する場合
ステッチカラー本体を長期間保管する場合は、中栓をしておくのがおすすめです。
中栓をしておくことで、乾燥を防げます。
またステッチカラーを使用後は、先端の絵の具を拭き取りましょう。
先端の絵の具を拭き取ってからキャップを閉めることで、絵の具の詰まりを防げます。
先端の絵の具を拭き取っていないと、ステッチカラーの先端で絵の具が固まってしまうこともあります。
ステッチカラーの先端で絵の具が固まってしまうと、次回使用する際に綺麗な絵が描きにくくなりかねません。
ステッチカラーの先端を綺麗に保つことで、ステッチカラーを長持ちさせることに繋がります。
使用した布ものの場合
ステッチカラーを使用した布製品は強く引っ張らないようにしましょう。
ステッチカラーを使用した部分を強く引っ張ってしまうと、表面が割れてしまう恐れがあります。
ステッチカラーを使用した部分の表面が割れてしまうと、せっかく作った刺繍風のデザインの美しさが損なわれてしまったり、割れが生じた部分から徐々に剥がれが広がっていったりします。
伸縮性の高い布に使用した場合は、割れやすくなる可能性が高くなるため、使用する布の特性に注意しましょう。
ステッチカラーの割れを防ぐには、塗布した後しっかり乾燥させることや過度に伸縮させないことが大切です。
ステッチカラーに関してよくある質問
ステッチカラーはさまざまな素材に使用できます。
綿、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、麻などに適しています。
しかしシルクや伸縮性の高い生地には、おすすめできません。
塗布の厚さや環境によって異なりますが、乾燥するまでに約3時間以上かかります。
触っても塗料が動かなくなるまでしっかり乾燥させてください。
乾燥前であれば、拭き取ることができます。
しかしステッチカラーは布に接着するように設計されているため、拭き取っても色が残り跡のようになる可能性があります。
乾燥後は完全に除去するのが難しいため、慎重に作業することがおすすめです。
特別な道具は必要ありません。
ステッチカラーのボトルから直接塗布できます。
しかし細かい作業には、細い筆を使用すると便利です。
下絵を描く際にはチャコペンなどを使用するとよいでしょう。
まとめ:簡単に刺繍をしたような作品が作れる
この記事では、描くだけで刺繍をしたような作品が作れる「ステッチカラー」を紹介しました。
ステッチカラーは全12色あり、普通の絵の具にはない立体感のある刺繍のような雰囲気が出ます。
針や糸はいっさい使わないので裁縫が苦手な方でも、絵を描く感覚で簡単に刺繍をほどこしたような作品が作れます。
「刺繍に挑戦してみたい気持ちはあったけど、刺繍は根気もいるし…」と刺繍を懸念している方に、ステッチカラーを使ってみてほしいです!
ぜひ記事を参考にして挑戦してみてください。