【初心者さん向け】刺繍布の選び方や種類を紹介!

「刺繍布ってたくさん種類があって、どれがいいのか分からない…」

「刺繍に適しいる布ってどれだろう?」

「刺繍布の選び方のポイントってあるの?」

このような悩みを抱えている刺繍初心者さんは多いのではないでしょうか。

刺繍初心者さんは刺繍布の種類がたくさんあって、どの布を準備したらいいのか分からないですよね。

刺繍布選びは刺繍をより楽しく、美しく仕上げるためには重要なことです。

いくつかのポイントを抑えれば、刺繍布選びは難しくありません。

この記事では、刺繍初心者さん向けに刺繍布の選び方や種類を紹介します。

この記事がおすすめな方

  • 刺繍初心者さん
  • 刺繍布の種類を知りたい方
  • どの刺繍布を使ったらいいのかわからない方
  • 刺繍布の選び方を知りたい方

この記事でわかること

  • 刺繍布とは?
  • 刺繍布の種類
  • 刺繍布の選び方のポイント
  • 100均の刺繍布でも刺繍はできるのか

刺繍は一針ずつさまざまなステッチを組み合わせて、デザインを作るとても魅力的なものです。

あなたに適した刺繍布を選んで、美しい作品を仕上げましょう。

刺繍布とは?

刺繍布とはイメージ画像

刺繍布は刺繍をする布のことです。

極論、針を刺せればどんな布でも刺繍はできます。

しかし初心者さんの場合、上手に刺繍を仕上げるには布選びが重要になります。

刺繍をする布の種類によって、刺繍の仕上がりや針の刺しやすさに違いがあるからです。

布の種類や素材など選び方のポイントをおさえれば布選びは簡単です。

刺繍布の選び方のポイントを理解して、キレイな刺繍を仕上げましょう

おすすめな刺繍布の種類 

おすすめな刺繍布の種類イメージ画像

おすすめな刺繍布の種類を紹介します。

布の糸の織り方や布目の粗さによって刺繍しやすさが大きく違います。

項目刺繍のしやすさ初心者さんおすすめ度
綿★★★★★★
ツイル★★★★★★
シーチング★★★★★★
リネン☆☆☆☆
ガーゼ☆☆☆☆
コングレス★★★★★
フェルト★★★★★★

綿

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引用:Amazon

刺繍布として、一般的なものが綿です。

綿は柔らかくて扱いやすく、布目が詰まっています。

程よい厚さがあり針が刺しやすかったり、糸が引っかかりにくかったりするので、効率よく刺繍ができます。

さらに綿の布はカラーの種類も豊富にあり、選ぶのが楽しくなるでしょう。

初心者さんでも簡単に使えるため、綿は刺繍布として最適です。

ツイル

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引用:Amazon

ツイルは斜めの織り目「綾織り」が特徴の布で、刺繍布として適しています。

ツイルはジャケットやチノパンなど衣類によく使われて、耐久性が高くしっかりとしています。

布がしっかりしているため、刺繍が安定し仕上がりのヨレも防げるからです。

縫い目の凹凸が少ないツイルは、刺繍枠に固定しやすいです。

耐久性と安定感が高いツイルの布は、初心者さんでも扱いやすく刺繍布に適しています。

シーチング

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引用:Amazon

シーチングは薄手でしなやかな布で、太めの糸で平織りした綿の布です。

針が刺しやすく、スムーズに刺繍ができるからです。

シーチングの布はエプロンやハンカチなど、普段使いの小物によく使われています。

図案を写しやすく、カラーの種類が豊富なのも特徴です。

また価格が手頃で購入しやすいことも魅力です。

シーチングの布は薄手でしなやかでスムーズに刺繍ができるため、初心者さんでも使いやすい布になります。

リネン

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引用:Amazon

リネンは亜麻という天然素材から作られた風合いがいい布です。

リネンは吸湿性と通気性が高く布目が粗いため、初心者さんは懸念しやすいかもしれません。

布目が粗く布がヨレやすいときは、接着芯を使うと針を刺しやすくなります。

吸湿性と通気性が高いリネンは接着芯を使うことで、初心者さんでも扱いやすい刺繍布になります。

接着芯とは

接着芯とは樹脂が吹き付けてる布のことです。薄い布にアイロンなどで貼り付けて使います。接着芯を貼り付けることで、布の強度を増したり、型崩れを防いだりできます。

ガーゼ

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引用:Amazon

ガーゼは柔らかく通気性がいい布です。

肌触りがよく、ハンカチやタオル、肌着などに使用されています。

しかし布が薄く目が粗いため、初心者さんが刺繍するには扱いにくいかもしれません。

布が薄く扱いにくい場合は、リネン同様に接着芯を使うことをおすすめします。

接着芯を使うと布に強度や張りがでて針が刺しやすくなり、デリケートなガーゼでもキレイな刺繍が仕上がります。

コングレス

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引用:Amazon

コングレスは刺繍専用の布で、クロスステッチやこぎん刺しなど目を数える刺繍におすすめです。

コングレスは適度な厚みがあり、刺繍が歪むことなく仕上がります。

購入するときは縦と横の縫い目が均等なものや縫い目が詰まったものを選ぶようにしましょう。

クロスステッチに挑戦したい初心者さんにとって、コングレスはとても最適な布です。

クロスステッチとは

クロスステッチとは刺繍の手法の1つです。刺繍糸をクロスするように、布のマス目に沿って「×」印を刺して刺繍します。

フェルト

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引用:Amazon

フェルトは羊やらくだなどの動物の毛から作られた厚手の不織布です。

型崩れしにくくカットした部分もほつれないので、とても扱いやすいです。

フェルトは針が刺しやすく布のほつれも心配することなく、刺繍に集中できます。

またカラーの種類が豊富でアクセサリーや小物作りに最適なため、幅広く作品が作れるでしょう。

フェルトは針の刺しやすさ、布のほつれにくさ、カラーの豊富さから、初心者さんが安心して使える布です。

刺繍布の選び方のポイント

刺繍布の選び方のポイントイメージ画像

刺繍布の選び方のポイントについて解説します。

刺繍布によって刺繍のしやすさや仕上がりが変わるので、刺繍布選びの参考にしてください。

刺繍布の選び方のポイント

  • 図案が写しやすい
  • 織りが均一になっている
  • 布の厚さがちょうどいい
  • 伸縮が少ない
  • 刺繍のデザインに合わせて選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

図案が写しやすい

刺繍布の選び方は、図案が写しやすいことがポイントです。

布に図案がキレイに描かれていると、刺繍がしやすいからです。

とくに刺繍に慣れていない初心者さんは、図案がしっかり見える方がいいです。

図案がしっかり見えると、刺繍がしやすくキレイな仕上がりになります。

また布の色と刺繍糸の色の組み合わせも気をつけましょう。

布の色と刺繍糸の色が同系の色だと色味がわかりにくく、刺繍がしにくいことがあります。

図案が写しやすいことは、刺繍布の選び方のポイントになります。

織りが均一になっている

織りが均一になっていることも刺繍布を選ぶポイントです。

クロスステッチのように目数を数える刺繍でなくても、織りが均一になっている方が刺繍のステッチがキレイに仕上がるからです。

織りが不揃いな布を選んでしまうと、うまく面が埋まらないことがあります。

手芸店などで購入するさいは、布を光にかざして織り目が均一か確認しましょう。

刺繍布の選び方のポイントは、布の織りが均一になっていることです。

布の厚さがちょうどいい

刺繍布選び方は、布の厚さがちょうどいいことがポイントです。

布が厚すぎると針が通りにくく、薄いと布が破れやすくなるからです。

キャンバス生地のような厚い布だと針が刺しにくく手にも負担がかかったり、針が折れてケガをする恐れもあります。

初心者さんの場合は、中くらいの厚みの布がいいでしょう。

実際に手芸店などに行って触ってみるのがおすすめです。

布の厚さがちょうどいいことは、刺繍布の選び方のポイントになります。

伸縮が少ない

布の伸縮が少ないことも刺繍布を選ぶポイントです。

伸縮が少ない布は刺繍をするときに、布が引っ張られず仕上がりが安定するからです。

伸縮の強いストレッチ素材の布だと、刺繍枠に張ったときに布が伸びてしまいます。

布が伸びた状態で刺繍をすると、刺繍枠から外したときに縫い目がヨレてしまい思ったような図案になりません。

実際に手芸店などに行ったときは、布を軽く引っ張って伸縮性がないか確認しましょう。

そしてストレッチ素材ではなく、伸縮の少ない綿やシーチングなどがおすすめです。

刺繍布の選び方のポイントとして、伸縮が少ないことは大切です。

刺繍のデザインに合わせて選ぶ

刺繍布選び方は、刺繍のデザインに合わせて選ぶこともポイントです。

刺繍のデザインによって、適した布の種類が異なるからです。

デザインが大きい場合は厚めの布が適していて、細かいデザインには目の詰まった布が適しています。

刺繍するデザインや用途によって、適した布を選ぶようにしましょう。

刺繍のデザインに合わせて選ぶことは、刺繍布の選び方のポイントです。

ダイソーなど100均の刺繍布でもいいの?

ダイソーなど100均イメージ画像

ダイソーなど100均の刺繍布でも刺繍は可能です。

綿、ツイル、シーチングの布が、ダイソーなどの100円均でも販売されています。

ダイソーなど100均の刺繍布だと、コストをかけずに刺繍が始められるのも嬉しいポイントです。

ダイソーなど100均の刺繍布でも刺繍は可能なので、刺繍布の選び方のポイントを参考に布目が詰まっていて程よい厚みの布を選びましょう。

刺繍枠も使おう!

刺繍枠も使おう!イメージ画像

刺繍枠は刺繍布をピンと張る道具で、初心者さんは刺繍枠も使うことをおすすめします。

刺繍布がピンと張った状態でないと、図案が見にくく刺繍がキレイに仕上がりにくいからです。

とくに刺繍初心者さんの場合、刺繍枠を使わずに自分で布を貼りながら作業するのはとても大変です。

刺繍枠を使って刺繍布をピンと張ると、布のヨレやシワが少なくなります。

布にヨレやシワが少ないと、図案が見やすくなり針も刺しやすくなります。

針が刺しやすくいと、刺繍がキレイに仕上がりやすいです。

刺繍枠は手芸店や100円ショップなどで売っています。

種類が豊富なので、作りたい作品などに応じて選ぶといいです。

刺繍枠を使って、作業を効率よく進めましょう。

\刺繍枠について詳しくはこちらをお読みください/

【初心者さん向け】刺繍枠の使い方・選び方やおすすめの刺繍枠を紹介!

まとめ:あなたに適した刺繍布を選ぼう!

まとめイメージ画像

この記事では、刺繍初心者さん向けに刺繍布の選び方や種類を紹介しました。

ポイントを抑えるだけで布選びは簡単になります。

また選ぶ刺繍布によって、刺繍のしやすさや仕上がりが変わります。

刺繍布の選び方のポイント

  • 図案が写しやすい
  • 織りが均一になっている
  • 布の厚さがちょうどいい
  • 伸縮が少ない
  • 刺繍のデザインに合わせて選ぶ

刺繍布の選び方のポイントを参考に、あなたに適した刺繍布を選んでください。

自分のペースで一針一針刺繍を楽しんで、美しい作品を仕上げましょう

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記事の監修者

   石川 由理香
   

石川 由理香

   

刺繍屋ドットコムの店長として、刺繍からワッペンまで全ての製品の制作、監修に携わっている。TBSドラマで使用される衣装や、サザンオールスターズのCDジャケットデザインにも従事

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