刺繍のまち桐生から、刺繍の可能性を広げてきた。

刺繍屋ドットコムの原点は、一台の刺繍ミシンではありません。
インターネットにつながった、一台のパソコンでした。
全国から仕事を集め、桐生の技術につなぐ。
そして、地域のミシンを動かす。
1999年。
まだインターネットが広がり始めたばかりの時代に、私たちの挑戦は始まりました。

OUR STORY

桐生から、ミシンの音が消え始めた。
群馬県桐生市。
古くから織物の産地として栄え、刺繍をはじめとするさまざまな技術が育まれてきたまちです。
私たちの原点である「アラキ刺繍」も、このまちで刺繍業を営んできました。
桐生には、長い歴史の中で育まれてきたさまざまな技術と、それを支える人たちがいました。
しかし、時代は大きく変わります。
バブル崩壊後、国内のものづくりを取り巻く環境は変化し、大量生産の拠点は次第に海外へ。
桐生でも仕事が減り、それまで動き続けていたミシンの音が、少しずつ消えていきました。
技術はある。
職人もいる。
ミシンもある。
でも、仕事がない。
そんな時代がやってきました。

1999 — INTERNET × EMBROIDERY 桐生のミシンを、もう一度動かす。

その頃、世の中に登場し始めていたのが、インターネットでした。
桐生で仕事を待っているのではなく、インターネットを使って全国から仕事を集めることができないか。
全国のお客様と、桐生の刺繍技術をつなぐことができないか。
そんなインターネット黎明期に、全国からオンラインで刺繍の注文を受けるサービスを開始したのが、「インターネットの刺繍屋さん」でした。
まだホームページを簡単につくれるツールもほとんどなかった時代。
小さな挑戦の始まりでした。

2001 — SHISHUYA.COM ミシンのない、刺繍屋さん。

2001年。
桐生市内の商店街に、一軒の「刺繍屋」が誕生しました。

名前は、「刺繍屋ドットコム」。
ところが、その店には刺繍ミシンがありませんでした。
あるのは、パソコンだけ。
商店街の真ん中に店を構えながら、仕事は全国からインターネットを通じて届きます。
届いた仕事を、自社工場だけでなく、桐生の刺繍工場や職人たちへつないでいく。
自分たちですべてのミシンを持つ必要はありませんでした。
なぜなら桐生には、ミシンがある。技術がある。そして、職人がいる。
必要だったのは、仕事と技術をつなぐことでした。
全国からインターネットで仕事を集め、桐生の技術で形にし、また全国へ届ける。
地域で眠り始めていたミシンを、インターネットでもう一度動かす。
それが、刺繍屋ドットコムの原点です。
時代とともに、刺繍の技術も変わってきました。
私たちは、新しい技術だけが正解だとは考えていません。
昔からの技術を守るだけでもありません。
大切なのは、そのアイデアを実現するために、どの技術が一番ふさわしいか。
技術を選び、人をつなぎ、形にする。
それが、刺繍屋ドットコムです。

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