【初心者さん向け】刺繍枠の使い方・選び方やおすすめの刺繍枠を紹介!

「刺繍の必要な道具にある刺繍枠ってなに?」

「刺繍枠ってどうして使うの?どうやって使うの?」

「刺繍枠って種類やサイズがたくさんあってどれがいいのか分からない…」

このような悩みのある刺繍初心者さんは多いのではないでしょうか。

刺繍枠を使って刺繍をすることで、初心者さんでも刺繍の作業がしやすかったり綺麗に仕上がったりします。

この記事がおすすめな方とこの記事でわかることは以下の通りです。

この記事はこんな方におすすめ

  • 刺繍初心者さん
  • 刺繍枠の使い方を知りたい方
  • 刺繍枠を使うメリットを知りたい方
  • 刺繍枠の選び方を知りたい方
  • おすすめの刺繍枠を知りたい方

この記事でわかること

  • 刺繍枠を使うメリット
  • 刺繍枠の主な形・素材など
  • 刺繍枠の使い方
  • 刺繍枠のサイズの選び方
  • おすすめの刺繍枠3選

これから刺繍に挑戦したいと思っている方や刺繍初心者さんは、ぜひ参考にしてみてください。

綺麗な刺繍を仕上げるサポートをしてくれる刺繍枠を使って、刺繍を楽しみましょう

刺繍枠が必要な理由

刺繍のイメージ画像

刺繍枠は刺繍をするとき、布をピンと張る道具です。

刺繍枠を使わなくても刺繍はできますが、初心者さんは刺繍枠を使うことをおすすめします。

フランス刺繍の場合、布がピンと張った状態でないと図案が見にくかったり綺麗な刺繍が仕上がりにくかったりするからです。

とくに面の刺繍をする場合など、刺繍枠が活躍します。

刺繍枠を使わずに刺繍をすると、自分で布を張りながら刺繍しなくてはいけません。

刺繍枠を使って布をピンと張った状態で刺繍をすると、布のヨレやシワを防げ仕上がりが綺麗になります

刺繍枠は手芸店や100円ショップなどで売っています。

種類が豊富なので、作りたい作品などに応じて選びましょう。

刺繍枠を使うメリット

刺繍のメリットイメージ画像

刺繍枠を使うメリットを解説します。

刺繍枠を使うメリット

  • シワやヨレができにくい
  • 綺麗な刺繍が仕上がる

それぞれ詳しくみていきましょう。

シワやヨレができにくい

刺繍枠を使って刺繍をすると、布にシワやヨレができにくいです。

刺繍枠を使わないと、針を刺すたびに布にシワやヨレができないように注意しなければいけません。

また刺繍枠を使わないと刺繍中に糸を引いたとき、布も一緒に引いてしまいシワやヨレができてしまうことがあります。

布のシワやヨレが防げることは、刺繍枠を使う大きなメリットといえます。

綺麗な刺繍が仕上がる

刺繍枠を使って刺繍をすると、綺麗な刺繍が仕上がります。

刺繍枠で布を張っていると布が安定して針を刺しやすく、作業がしやすいからです。

とくに面の刺繍や糸が太い刺繍、薄い生地に刺繍をする場合は、刺繍枠を使うと針の刺しやすさや仕上がりが大きく違います。

針を刺すときにシワやヨレを毎回気にしなくていいので、作業に集中できるのも嬉しいポイントです。

また刺繍枠を使うと広い範囲がスッキリ見え、縫い目が整いやすくなります。

刺繍枠を使うメリットは、初心者さんでも作業がしやすく仕上がりが綺麗になることです。

刺繍枠の形と素材

刺繍枠の形と素材イメージ画像

刺繍枠の形と素材について紹介します。

刺繍枠の形と素材は主に2種類ずつあり、それぞれの特性を見極めて扱いやすい形と素材を選びましょう。

刺繍枠の主な形

刺繍の形は、おおかた2種類です。

刺繍枠の主な形

  • 丸形
  • 四角形

刺繍枠といえば一般的に丸形が多いです。

円形の枠以外に楕円形の枠もあります。

丸形の刺繍枠を使うときは、枠内に刺繍する図案が収まるか確認しましょう。

収まらない場合は枠をずらして刺繍しなくてはいけません。

四角形の刺繍枠は丸形より布の端まで刺繍することができ、大きなものを作りたいときに適しています。

四角形の刺繍枠には50㎝以上もある大きいサイズの枠も存在します。

刺繍枠が大きいと布を張るのも大変ですが、刺繍枠の位置をずらさず作業ができる点は四角形の刺繍枠のメリットです。

刺繍枠の主な素材

刺繍枠の素材も主に2種類あります。

刺繍枠の主な素材

  • 木製
  • プラスチック製

木製の刺繍枠は伸縮性があるため布がズレにくい特徴があります。

おしゃれな木製の刺繍枠は、そのまま刺繍枠ごと飾っても素敵です。

しかし湿気によってカビや変形することがあるので、風通しのいい場所で保管しましょう。

壊れにくく使うごとに手に馴染む木製の刺繍枠は、長く使いたい方におすすめです。

プラスティック製の刺繍枠は、軽くて扱いやすく長い時間作業する場合も疲れにくいのが特徴です。

お子さんでも扱いやすく、刺繍枠の色のバリエーションも豊富に販売されています。

刺繍枠ごと飾る場合には枠の色によって印象が大きく変わるので、刺繍の図案の組み合わせで無数に楽しめます。

木製のように湿気の影響を受けないので、保管場所も困りません。

しかし木製に比べて伸縮性が低いため、厚い布を挟むときにプラスティックが割れることがあるので注意しましょう。

刺繍枠のタイプ

刺繍枠のタイプイメージ画像

刺繍枠のタイプについて解説します。

刺繍枠のタイプ

  • ネジタイプ
  • ワンタッチタイプ
  • スタンドタイプ
  • ロールタイプ

詳しく解説していきます。

ネジタイプ

刺繍枠のタイプの中で1番主流なのは、ネジタイプです。

ネジタイプはネジを調整して止めるので、布の厚さに左右されずに厚みのある布から薄い布まで幅広く使えます。

刺繍をしている途中に布がたわんできたら、ネジを締め直せば張り直さなくても布がピンと張れることも多いです。

始めのうちはネジ部分に刺繍糸が絡まないように気をつけながら刺繍をしましょう。

どのタイプがいいか悩んでる方は、ネジタイプを購入するのがおすすめです。

ワンタッチタイプ

ワンタッチタイプは、刺繍枠を簡単にセットでき便利です。

内側の刺繍枠(下枠)と外側の刺繍枠(上枠)間に布を挟むだけで、とても簡単に布をセットできます。

しかしネジタイプのように調整ができないので、布の厚みによっては上手く布が張れない場合があります。

ワンタッチタイプの刺繍枠は、準備を手軽にしたい方におすすめです。

スタンドタイプ

スタンドタイプは、テーブルなどに取り付けて使うタイプや卓上に置いて使うタイプなど

自立する刺繍枠です。

スタンドタイプの刺繍枠は、自立する方法や高さ・角度の調節が可能なものなど種類が豊富にあります。

刺繍枠が自立するスタンドタイプは、刺繍中に両手が自由に使えるのが魅力です。

刺繍中に両手が自由に使えると、表と裏で針の受け渡し(両手刺し)ができ刺繍の効率が上がります。

また裏面も綺麗に仕上げやすいです。

使い勝手がいいスタンドタイプを一度使うと、手放せなくなるかもしれません。

ロールタイプ

ロールタイプは上級者さん向けなので、補足として紹介します。

ロールタイプは大きな刺繍をするときに便利な刺繍枠です。

ロールタイプの刺繍枠は、枠に布を巻きつけて固定して使います。

スタンドタイプと同様に自立するタイプもあります。

また広い範囲をみながら作業ができるため、全体の仕上がりも確認しやすいでしょう。

刺繍枠の使い方

今回はネジ式の刺繍枠の使い方を説明します。

刺繍枠の使い方

  1. 刺繍枠と布を用意する
  2. 刺繍枠を外す
  3. 内側の枠(下枠)の上に布を置く
  4. 外側の枠(上枠)をはめ込む
  5. ネジを締める
  6. 完成

順番に説明していきます。

1.刺繍枠と布を用意する

刺繍枠と刺繍する布を用意します。

刺繍枠と布の写真

2.刺繍枠を外す

ネジを緩めて、刺繍枠を外します。

内側の枠(下枠)と外側の枠(上枠)に分けましょう。

刺繍枠外した写真

3.内側の枠(下枠)の上に布を置く

刺繍をしたい部分が枠の中心に来るように、内側の枠(下枠)の上に布を置きます。

下枠の上に布を置いた写真

4.外側の枠(上枠)をはめ込む

布がズレないように注意しながら、外側の枠(上枠)をはめ込みます。

上枠をはめる写真

5.ネジを締める

布がピンと貼れたら、ネジを締めます。

シワやヨレがないか確認しましょう。

刺繍枠のネジを締める写真

6.完成

完成写真

布の素材によっては、刺繍中にすべってたるみやすい布もあります。

すべりやすい布の場合は、刺繍枠にバイヤステープや包帯などを巻きつけるとすべりにくくなり刺繍中のたわみも防げます。

少し重なるくらいに巻いて、最後を両面テープで止めればOKです。

刺繍枠のサイズの選び方

刺繍枠のサイズの選び方イメージ画像

ここでは刺繍枠のサイズの選び方について解説します。

刺繍枠のサイズは豊富で5㎝〜50㎝くらいまで存在します。

サイズが豊富すぎて、どれを選べばいいのか分からないですよね。

刺繍枠は扱いやすさや作りたい刺繍の大きさによって選ぶといいでしょう。

刺繍枠のサイズ

  • 8㎝〜10㎝
  • 12㎝〜15㎝
  • 18㎝以上

詳しく解説します。

8㎝〜10㎝

8㎝〜10㎝の刺繍枠は初心者さんも扱いやすく、ハンカチやワッペンなどのワンポイント刺繍をするのにおすすめのサイズです。

刺繍枠が小さいと布が貼りやすかったり、片手で持ちやすかったりします。

また持ち運びにも便利なサイズなので、出先で刺繍がしたい方にもちょうどいいサイズになります。

12㎝〜15㎝

12㎝〜15㎝の刺繍枠は、少し大きめな図案の刺繍やフレームのまま飾るときにおすすめのサイズです。

刺繍中は刺繍枠を片手で持って作業するので、できるだけ軽く負担がかからないものを選びましょう。

刺繍枠が大きくなると、布を刺繍枠に張るときたわみやすくなるため気をつけてください。

12㎝〜15㎝の刺繍枠が1つあるとできる刺繍の幅が広がるため、持っていると便利なサイズです。

18㎝以上

18㎝以上の刺繍枠は、大きな刺繍をするのに適しているサイズです。

刺繍枠を移動せずに、全体を見ながら作業ができます。

しかし布をピンと張るだけでも大変なので、上級者さん向けのサイズです。

おすすめの刺繍枠3選

おすすめの刺繍枠3選イメージ画像

初心者さんが使いやすい刺繍枠を3つ紹介します。

どれがいいか分からない方は参考にしてください。

クロバー 刺しゅう枠 10㎝ 

刺しゅう枠 10cm | クロバー公式オンラインショップ

参考価格:1,265円(税込)

大手メーカークロバーの刺繍枠になります。

天然木のネジタイプの刺繍枠でとても扱いやすく、長く愛用したい方におすすめです。

オリムパス 刺しゅう枠『おしゃれフープ 木目P-109』

おしゃれフープ | 手作りツール | 商品紹介 | 手芸のオリムパス

参考価格:660円(税込)

アンティーク調の金具がついたおしゃれなワンタッチタイプの刺繍枠です。

ナチュラルな木製の刺繍枠なので、仕上がった刺繍をそのまま飾っても素敵でしょう。

クロバー フリーステッチングフープ〈12㎝〉 

フリーステッチングフープ<12cm> | 商品紹介 | クロバー株式会社

参考価格:1,320円(税込)

プラスティック製のネジタイプの刺繍枠です。

フリーステッチングや刺繍用で、内枠についているエッジが布をしっかりはさみ、布のたるみを防ぎます。

またネジに糸がからまないカバーも付いていて、初心者さんにおすすめです。

※フリーステッチングとは、ニードルという特殊な道具を使ってする刺繍です。

まとめ:刺繍枠を使って刺繍を楽しみましょう!

この記事では刺繍枠の使い方や選び方とおすすめの刺繍枠を紹介しました。

刺繍枠の使い方

  1. 刺繍枠と布を用意する
  2. 刺繍枠を外す
  3. 内側の枠(下枠)の上に布を置く
  4. 外側の枠(上枠)をはめ込む
  5. ネジを締める
  6. 完成

刺繍枠を使うメリット

  • シワになりにくい
  • 綺麗な刺繍が仕上がる

刺繍枠を使うことで作業がしやすくなり、初心者さんでも綺麗な刺繍が仕上がります。

もし刺繍したい図案があれば、事前にサイズを確認してから刺繍枠を選んでください。

これから刺繍に挑戦したい方や刺繍初心者さんの参考になれば嬉しいです。

美しい刺繍を仕上げるサポートをしてくれる刺繍枠を使って、刺繍を楽しみましょう。

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記事の監修者

   石川 由理香
   

石川 由理香

   

刺繍屋ドットコムの店長として、刺繍からワッペンまで全ての製品の制作、監修に携わっている。TBSドラマで使用される衣装や、サザンオールスターズのCDジャケットデザインにも従事

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